まず、二つの違いをひとことだけ
あご煮干しと焼きあごは、どちらもトビウオです。あご煮干しは煮て干したもの、焼きあごは生のトビウオを炭火で焼いてから乾かしたもので、製法がまったく違います。
焼きあごがどう作られているかは、焼きあごに塩が入らない理由|針金を通して炭火で焼く、平戸の仕事にくわしく書きました。
このページでは、お手元に届いたあとの下ごしらえと、だしの取り方をまとめます。
下処理のしかたが違います
あご煮干しは、頭とはらわたを取ったほうがより良くなります。氷見産は開いてありますので、頭だけ取れば大丈夫です。もちろん、そのままでも使えます。
焼きあごは、はらわたは取っています。頭を重点的に炭火で焼いて臭みを取ってありますので、そのまま使っても大丈夫です。
焼きあごは砕いて使う方が多くいらっしゃいますが、そのままでも使えます。細かく割ったほうが、だしの出はよくなります。その味の出をあらかじめ良くしたものが、あご粉・焼きあご粉です。
下ごしらえを、一覧にしました
| 商品 | 頭 | はらわた | そのまま使えるか |
|---|---|---|---|
| あご煮干し(平戸産) | 取ったほうがよい | 取ったほうがよい | 使えます。取るとより良くなります |
| あご煮干し(氷見産) | 取ったほうがよい | 開いてあります | 頭だけ取れば大丈夫です |
| 焼きあご(平戸産) | 炭火で焼いて臭みを取ってあります | 取ってあります | そのままで大丈夫です |
| あご粉・焼きあご粉 | ー | ー | そのままお使いいただけます |
焼きあごは細かく割ったほうがだしの出はよくなりますが、割らずにそのままでも使えます。
だしの取り方
焼きあごとあご煮干しは、冷蔵庫で一晩つける水出しを当店ではおすすめしています。普通の煮干しの出し方でも、美味しく取れます。
あごだしは、トビウオ特有の少し甘みがあるだしが持ち味です。
外国産との違い
インドネシア産やベトナム産は、獲れてから冷凍するまでに時間がかかり、鮮度が落ちます。暑い国だからです。これは焼きあごにも当てはまります。
なお、この「凍結までの時間」の話は、あごに限った話です。骨取り魚には当てはまりません。骨取り魚は船上で凍結することが多く、産地による差はあまり出ないためです。
単体では使いにくいという声から
あご煮干しは、単体では使いにくいという声をいただくことがあります。当店のあごだし混合だしは、そこを使いやすく仕上げたものです。
あご煮干し・焼きあごは、冷や汁に使う方もいます。
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