当店の干し桜えびは、台湾産です。「桜えびは駿河湾のものではないのですか」「台湾の桜えびは、同じ桜えびですか」というお尋ねを、よくいただきます。
ここでは、台湾産の干し桜えびがどんなものなのか、駿河湾の桜えびとの関係、通常と「大」の違い、桜えびパウダーのこと、そして干し小エビとの違いを、当店の規格表をもとに書きます。はじめにお伝えしておきますと、当店には国産の干し桜えびはありません。国産をお探しの方には、このページはご期待に沿えません。
台湾にも、駿河湾と同じ桜えびがいます
桜えびといえば、静岡の駿河湾です。日本国内で水揚げされる桜えびは、そのすべてが駿河湾で獲れたものです。
あまり知られていませんが、台湾にも、これとまったく同じ種類の桜えびが生息しています。当店がお出ししているのは、その台湾で獲れた桜えびです。原材料欄には「桜えび」とだけ書いてあります。
台湾の桜えびの漁期は、毎年11月初旬から翌年5月下旬くらいまでです。
同じ種類の桜えびですので、透き通った紅色と、独特の甘い香りという持ち味は変わりません。殻がやわらかく、そのまま召し上がれます。
業務用で、台湾産が選ばれている理由
台湾産の干し桜えびは、駿河湾産に比べて価格が安定しています。そのため業務用に広く使われています。
業務用に駿河湾産の干し桜えびを使っておられたお客様が、台湾産に切り替えられることも多くあります。桜えびを毎日たくさん使うお店では、価格が大きく動かないことが、何より助かるのだと思います。
もう一つ、色目のこともあります。当店の台湾産は温風で乾燥させたものです。国内の天日干しのものに比べて、色目がとてもよく、料理に映える仕上がりになります。
| 当店の干し桜えび(台湾産) | |
|---|---|
| 原材料欄 | 桜えび |
| 産地・加工地 | 台湾 |
| 桜えびの種類 | 駿河湾のものと同じ種類 |
| 乾燥のしかた | 温風乾燥。色目がよい |
| 使用方法 | そのままお召し上がりいただけます |
| 賞味期限 | 冷蔵で半年 |
通常と「大」の違い
当店の干し桜えびには、通常のものと「大」の二つがあります。
| 商品 | 当店の説明 |
|---|---|
| 干し桜えび(台湾) | 通常の大きさの台湾産干し桜えび |
| 干し桜えび(台湾) 大 | 通常の台湾産より粒が大きく、色がかなり赤い |
「大」は、大きさ・色・味のそろったものです。ただし、先にお伝えしておきたい点があります。大きいぶん、殻が少し硬く、そのまま散らして召し上がる料理では、口に残ることがあります。衣に入れる、火を通す、細かく刻む、といった使い方でしたら、硬さは気になりません。
見た目の赤さと大きさを生かしたい料理には「大」、そのまま散らしてやわらかさを生かしたい料理には通常のもの、とお考えいただくと選びやすいと思います。
業務用のお客様には、通常のもののほうが多く選ばれています。桜えびらしい大きさだからです。お蕎麦屋さんに多く、かき揚げに使われているのだと思います。
使われ方
当店では、干し桜えびの使い道をこうお伝えしています。料理のアクセントのほか、次のような料理の具材として、幅広く使われています。
- かき揚げ
- もんじゃ焼き、お好み焼き、焼きそば
- チャーハン、炊き込みご飯
- せんべいの具材、蒲鉾の具材
干し桜えびは、そのままお召し上がりいただけます。ここが、あとで書く干し小エビとの大きな違いです。
なお、自然のものですので、小魚などが多少混じることがあります。選別してお使いください。
桜えびパウダー
桜えびパウダーは、台湾産の干し桜えびのヒゲと、折れたもの(ブロークン)を細かく粉砕したものです。原材料欄は「桜えび」だけで、干し桜えびそのものを粉にしています。
桜えびの風味を、本体を使わずに効かせたいときのための粉です。だしを取る、調味料として使う、生地や衣に混ぜる、といった使い方ができます。粒は細かめですが、完全な微粉末よりは少し粗さが残ります。
桜えびパウダーは加熱加工用です。だし袋に入れてお使いいただくか、異物を選ってからお使いください。干し桜えび(丸のまま)が「そのままお召し上がりいただけます」なのとは、使用方法が違いますのでご注意ください。
当店の粉は、原料そのものを粉砕したものです。水に溶けるものではありません。
干し小エビとは、別のエビです
「干しエビ」を探しておられる方の中には、桜えびと干し小エビを同じものと考えておられる方もいらっしゃいます。この二つは、別の種類のエビです。
| 干し小エビ | 干し桜えび | |
|---|---|---|
| 原材料欄 | アキアミエビ | 桜えび |
| 当店の産地 | ベトナム | 台湾 |
| 持ち味 | 香ばしさと歯ざわり。だしがよく出る | 透き通った紅色と甘い香り |
| 使い方 | 加熱してお使いください | そのまま召し上がれます |
いちばん実用に関わるのは、いちばん下の欄です。サラダや冷菜に、火を通さずそのまま散らしたいという使い方でしたら、桜えびをお選びください。
エビの呼び方と選び方は、こちらにまとめてあります。
塩のこと
当店の干し桜えびと桜えびパウダーの原材料欄は、「桜えび」だけです。塩は入っていません。
エビの乾物や粉には、原材料欄に「塩」が入っているものもあります。塩の入り方は商品ごとに違いますので、原材料欄を確かめてからお選びください。
向かないこと
- 国産(駿河湾産)の桜えびをお探しの場合 当店の干し桜えびは台湾産だけです
- 「大」をそのまま散らして召し上がる場合 殻が少し硬く、口に残ることがあります
- 桜えびパウダーを火を通さずに使う場合 桜えびパウダーは加熱加工用です
- 小魚などが混じっていると困る場合 自然のものですので、多少混じることがあります。選別してお使いください
保管のこと
賞味期限は冷蔵で半年です。乾物ですが、美味しさを保つために冷蔵をおすすめしています。冷凍がいちばんです。
当店では、営業冷蔵庫・自社冷蔵庫とも-25℃以下で保管し、出荷まで温度を上げません。酸化防止剤は使っていません。
アレルギーのこと
桜えびは、えびです。えびは、食物アレルギーの表示が義務づけられている特定原材料です。アレルギーに対応されるメニューでお使いになる場合は、ご注意ください。
よくいただくお尋ね
Q. 台湾産の桜えびは、駿河湾の桜えびと同じものですか?
A. 同じ種類の桜えびです。台湾にも、駿河湾とまったく同じ種類の桜えびが生息しています。
Q. 国産の干し桜えびはありますか?
A. 当店の干し桜えびは、台湾産だけです。
Q. 通常と「大」は、どう違いますか?
A. 「大」は通常の台湾産より粒が大きく、色がかなり赤いものです。そのぶん殻が少し硬く、そのまま散らすと口に残ることがあります。
Q. 通常と「大」、どちらが多く選ばれていますか?
A. 通常のもののほうが多いです。桜えびらしい大きさで、お蕎麦屋さんのかき揚げに多く使われています。
Q. 色がきれいなのはなぜですか?
A. 温風で乾燥させているためです。国内の天日干しのものに比べて、色目がよく仕上がります。
Q. 塩は入っていますか?
A. 干し桜えびと桜えびパウダーの原材料欄は「桜えび」だけです。
Q. 桜えびパウダーは、そのまま食べられますか?
A. 桜えびパウダーは加熱加工用です。だし袋に入れてお使いいただくか、異物を選ってからお使いください。
まとめ
- 当店の干し桜えびは台湾産。駿河湾と同じ種類の桜えび
- 価格が安定していて、業務用に広く使われている。駿河湾産から切り替える方も多い
- 漁期は11月初旬から翌年5月下旬くらいまで
- 温風乾燥で色目がよい。そのまま召し上がれる
- 「大」は大きく赤いが、殻が少し硬い。火を通す・刻む使い方に向く
- 桜えびパウダーはヒゲとブロークンの粉。加熱加工用
- 干し小エビ(アキアミ)とは別のエビ。干し小エビは加熱が前提
- 保管は冷蔵、できれば冷凍。賞味期限は冷蔵で半年
どちらの桜えびが合うかは、実際に使ってみないと分かりません。容量は商品ページからお選びいただけます。





