当店の昆布の中で、いちばん多くご注文をいただいているのがだし昆布(中国産)です。一般の方にはあまり知られていない昆布ですが、業務用のだし昆布としては、費用対効果の高さで選ばれてきました。
いっぽうで、はじめてご覧になる方からは「中国産の昆布は、国産と何が違いますか」「使い方は同じでよいですか」というお尋ねをいただきます。ここでは、中国産のだし昆布がどんな昆布なのか、国産との違い、使う前のひと手間、保管のことを、当店の規格表をもとに書きます。
だし昆布(中国産)は、どんな昆布か
だし昆布(中国産)は、だしを取るための業務用の昆布です。規格表は、次のとおりです。
| 欄 | だし昆布(中国産) |
|---|---|
| 原材料 | 昆布(こんぶ) |
| 産地・加工地 | 中国 |
| 養殖・天然 | 養殖 |
| 荷姿 | 袋に入れ、シーラーで閉じております(長い昆布を畳んで、1kgずつ袋に入れています) |
| 容量 | 1kg/1kg×5袋/1kg×10袋 |
| 使用方法 | 日本産のだし昆布と同様の出汁のとり方でお使いください |
| 賞味期限 | 冷暗所で半年 |
| 保管方法 | 高温多湿を避け、冷暗所で保管してください |
当店のだし昆布(中国産)は、養殖の昆布です。主な産地は、中国の山東省や福建省です。長い昆布を畳んで、1kgずつ袋に入れています。
ラーメン店をはじめ、和食店、ホテル、旅館でもお使いいただいています。毎日たくさんのだしを取るところで、選ばれている昆布です。
国産の昆布との違い
当店では、国産の昆布との違いをこうお伝えしています。
- 昆布の厚さは、国産の上物のだし昆布にはかないません。厚みは薄めです
- そのかわり、だしの出はとてもよく、味もよい。評価の高い昆布です
- 価格がお求めやすい。業務用として、費用対効果の高さで選ばれています
つまり、昆布そのものの姿や厚みを見せる使い方には、国産の上物のほうが向きます。だしを取るために、毎日たくさん使うという場面では、中国産の良さがいちばん生きます。
| だし昆布(中国産) | 真昆布(北海道) | |
|---|---|---|
| 産地 | 中国(山東省・福建省など) | 北海道(道南) |
| 形 | 厚みは薄め。長い昆布を畳んで袋詰め | 促成(養殖)の長切昆布90cm物を半分にした、長さ約45cm |
| だし | だしの出がよい | 香りがよく、くせのない上品な甘み |
| 向いている場面 | 毎日たくさんのだしを取る | 昆布だしの基準に置く。大量に使う業務用にも |
北海道産の昆布は、記録的な不漁と原藻の値上がりが続いています(2026年9月現在)。そのため当店では、真昆布の商品ページでも、「味は違いますが、価格を抑えたい場合には中国産のだし昆布がおすすめです」とお伝えしています。
昆布の産地ごとの持ち味は、こちらにまとめてあります。
韓国産のだし昆布との違い
当店では、だし昆布(韓国産)も扱っています。中国産と韓国産は、見た目がそっくりです。
| 中国産 | 韓国産 | |
|---|---|---|
| 塩気 | 韓国産に比べて、やや強め | 中国産に比べて、少し弱い |
| 味 | だしの出がよく、味もよい | 少し甘みがある |
| 見た目 | そっくり | |
それぞれ風味に個性があります。どちらがよいということではありません。
使う前のひと手間
中国産のだし昆布は、国産の昆布と使い方がひとつ違います。
表面の汚れが国産より多く、塩分も多いため、使う前に軽く水洗いするか、濡れ布巾で拭き取ってください。
国産の昆布は、ここが少し違います。国産の昆布の表面に付いている白い粉は、うま味の成分です。国産は洗い落とさず、固く絞ったふきんで軽く拭く程度にしてください。
| 国産の昆布 | 中国産のだし昆布 | |
|---|---|---|
| 使う前 | 固く絞ったふきんで軽く拭く | 軽く水洗いするか、濡れ布巾で拭き取る |
| 理由 | 表面の白い粉はうま味の成分 | 表面の汚れと塩分が国産より多い |
国産は白い粉を残して軽く拭く、中国産は汚れと塩分を落とす。ここを取り違えると、うま味を流してしまったり、汚れと塩分が残ったりします。
だしの取り方
下ごしらえのあとは、日本産のだし昆布と同じ取り方でお使いいただけます。ラーメンスープ、うどん、そば、おでん、鍋などのだしに使われています。
昆布だしの取り方は、こちらに書きました。
一緒に仕入れられているもの
だし昆布(中国産)の商品ページの「あわせて仕入れられています」の欄には、次の品が並んでいます。この欄の並びは、実際のご注文に基づいています。
昆布と、節や煮干しを合わせて仕入れておられる方が多いことが分かります。昆布のうま味と、節や煮干しのうま味は、合わせると味が伸びると言われています。
時間がないときは、昆布粉末という手もあります
昆布を水に浸けておく時間が取れないところでは、昆布粉末という選び方もあります。粉ですので、早くだしが出ます。ただし水に溶けるものではありませんので、口当たりが気になる料理では濾してお使いください。
向かないこと
- 昆布そのものの厚みや姿を見せたい場合 厚みは国産の上物にかないません
- 下ごしらえなしで使いたい場合 中国産は、軽く水洗いするか、濡れ布巾で拭き取ってからお使いください
- 塩気をできるだけ抑えたい場合 中国産は、韓国産に比べて塩気がやや強めです
保管のこと
昆布の保管は、煮干しとは違います。賞味期限は冷暗所で半年、保管は高温多湿を避け、冷暗所でです。
開けたあとは、袋の口をきちんと閉じて、湿気を避けてください。
よくいただくお尋ね
Q. 中国産の昆布は、国産とどう違いますか?
A. 厚さは国産の上物にかないませんが、だしの出はとてもよく、味もよい昆布です。価格がお求めやすく、業務用として選ばれています。
Q. 使う前に洗ったほうがよいですか?
A. 中国産は、表面の汚れと塩分が国産より多いため、軽く水洗いするか、濡れ布巾で拭き取ってからお使いください。国産の昆布は、白い粉がうま味の成分ですので、洗わずに拭く程度にしてください。
Q. 養殖ですか、天然ですか?
A. 養殖です。主な産地は、中国の山東省や福建省です。
Q. だしの取り方は、国産と同じでよいですか?
A. 下ごしらえのあとは、日本産のだし昆布と同じ取り方でお使いいただけます。
Q. 韓国産とは、どう違いますか?
A. 見た目はそっくりです。中国産は韓国産に比べて塩気がやや強め、韓国産は少し甘みがあります。
Q. どんなお店で使われていますか?
A. ラーメン店をはじめ、和食店、ホテル、旅館でもお使いいただいています。
まとめ
- だし昆布(中国産)は、だしを取るための業務用の昆布。
- 厚みは薄めでも、だしの出はよく、味もよい。費用対効果で選ばれている
- 使う前に、軽く水洗いするか濡れ布巾で拭き取る。国産の白い粉はうま味なので、拭く程度に
- だしの取り方は、国産と同じ。
- 韓国産とは見た目がそっくり。中国産のほうが塩気がやや強め
- 保管は冷暗所で。賞味期限は冷暗所で半年
どの昆布が合うかは、実際に炊いてみないと分かりません。容量は商品ページからお選びいただけます。






